ZAFIRA Info --2002年10月〜12月

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花粉フィルター交換

以前こちらで花粉フィルターの交換方法を紹介しました。そろそろ指定交換時期に達したと思ったので部品を注文したのですが,そのあとで指定時期は2年もしくは3万キロのどちらか早いほうだったことが判明しました。要するに2年点検で交換する部品だったところを,後の条件を2万キロと勘違いしていたようです。ちなみにこの時点で24,000キロ走行していました。

この勘違いの原因をさらにたどってみると,ヘインズマニュアルには15,000キロまたは1年と記載されているのを発見しました。どうやらこの2つが頭の中で混じり合っていたようです。まあ,せっかく部品も到着したので交換しておくことにしました。交換手順は以前のページをご覧下さい。なお,部品代は2,300円でした。

左の写真の左側が使用後,右側が新品のフィルターです。使用後のフィルターは文字通り「真っ黒」になっています。また,並べてみてみるとフィルターの回りのゴムパッキンがフェルト状に変わっています。部品番号は同じなので仕様変更されたものと思われます。

使用後のフィルターをよく見ると,下の方や(中写真)ヒダの中(右写真)にゴミがたくさん付着しています。いかにも汚れてるという感じがしますが,オイルと同じで見た目だけで劣化状態を判断するのは難しいかもしれません。ですから,このトピックをご覧になったからといって慌てて交換に走る必要はないものと思われます。

フィルターハウジングにも付着していたホコリを取り去って(左),元通りにフィルターを収めて(右,風の通る方向が指定されているので注意)交換終了です。交換後はエアコンの風量が増したような気もするのですが,単なる「気のせい」かもしれないという範囲です。

あと今回,ヤナセで処分品となっていた救急セットを購入したので,本来の搭載位置に収めておきました(左)。これで「看板に偽り無し」です。乾燥剤も交換しました(右)。また,12V用の掃除機も同じく処分品となっていましたので購入しました。たいして期待していなかったのですが,これがなかなかの優れもの。迎春準備も完了かな。

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大雪とワイパー始末記

今日の関東南部は記録的な大雪だそうです。私のザフィーラも納車以来はじめての雪化粧です。

フロントウィンドウ全面に雪が積もっており,これを除かねば出発できません。溶けかけてビシャビシャなので,面倒とばかりにワイパーで一拭き……

した結果がこの写真です。雪の重みに負けてワイパーが「ハ」の字になってしまいました。都会の重い雪をナメてはいけません

実はこの方が払拭面積の点では良くなっていたりするのですが(写真の黄線まで拭けます),動かしているうちに両方のワイパーがぶつかってしまいます(ひとつ前の写真の丸で囲んだ部分)。仕方ないので自分で直すことにしました。

ワイパーアームを外すのは比較的簡単です。が,いくつかポイントがあります。まずボンネットをあけて,ワイパーアーム付け根のプラスチックカバーを上に跳ね上げます。付け根のところで填っていますので,くれぐれも力を入れすぎないように(後述)こじって外してください。

次に,ワイパーアームを固定している六角ナットを外します。ナットが外れたら,アームは上に引き上げると外れます。このとき,ワイパーアームを立てると簡単に外れます。ワイパーを寝かしたままだと横向きの力がかかっていてなかなか外れません。

ワイパーを外したら,正しい位置に再度おさめてネジで固定します。アームとリンケージは小さなギザギザのついた棒と穴でかみ合うようになっていますが,アーム側ギザギザの強度がやや弱いようです(正確にいうと,今回の様なケースではアーム側が先に「壊れて」リンケージを守るようになっています)。何回も脱着を繰り返すと山がガタガタになって固定できなくなるおそれがあるので注意した方がよいでしょう。いちばん右がなんとか元に戻った後の写真です。

これでやめればよかったのですが,もう一度全体を見てみると,どうも助手席側の方がやや上を向いているような気がします。ということで,もう一度助手席の方を調整することにしました。だいぶ手順も飲み込めたので,カバーをエイッ!と引き上げると……

「パキッ」という音と共にカバーとアームは分離してしまいました。そもそも,「積もった雪は手で払ってから出発する」という基本を守っていれば今回のトラブルは防げたわけですが,最後の最後でまた「樹脂部品の取り扱いは慎重に」という基本を思い知らされることになってしまいました。面倒なときほど,条件が悪いときほど初心に帰ることが大切なんですねぇ……

後日談(12/12)
この後しばらくすると再度「ハの字」になってしまったので,あきらめてヤナセで調整してもらいました。やはりアームについている「ギザギザ」が標準状態よりも削れてしまっていたようです。問題がない程度には調整してもらいましたが,根本的にはアーム交換しか対応策はないようです。もっとも,数千円単位なのでそれほどの負担にはなりませんけども……

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20,000キロ到達

ザフィーラの走行距離が20,000キロに達しました。登録から8ヶ月と26日経過しています。月平均2,200キロ程度走行していることになりますので,一般ユーザーの一般的な使用としてはかなり距離を稼いでいる方だと思います。「距離に応じて安くなる」なんていう任意保険に加入しなくて本当によかったです。

ザフィーラの近影です。3週間ほど洗車していませんのでホイールが煤けていますが,外観も内装も機能も走りもほぼ新車時の状態を保っています。かすり傷ひとつつけずに済んでいるのは幸いです。10,000キロ経過以降に要した経費は1年点検(こちらをご覧ください)の33,831円(オイル交換代含む)のみでした(ガソリン代・高速代は除く)。そろそろ初期故障も出尽くしたようです。「何時機嫌を損ねるかわからない」と以前書きましたが,このくらいならまだまだ大丈夫なようですね。

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ボイル・シャルルの法則

最近どうもザフィーラの走りがシャッキリしません。特に高速のカーブなどで何となく「ヨレッ」とした感じがします。2万km目前なので相応にヤレたのかなと思っていました。

「まあこんなもんか」と思ってしばらく乗り続けていましたが,ハッと思い出したことがありました。このところ急激に気温が下がっています。特に朝は1ヶ月前に比べ10度近く寒くなっています。それにも関わらずタイヤの内圧をチェックするのを怠っていたのでした。

昔の記憶を思い出しながら書いているのですが,ボイル・シャルルの法則というのがありまして,簡単に言うと気体には

(圧力÷温度)×体積=一定

という関係が成立します。ここでいう「温度」とは正確には「絶対温度」のことですが,あまり気にしなくても結構です。

本当はちょっとずつ漏れてはいるのですが,大雑把にいってタイヤは密閉容器と考えることができます。ここで,タイヤの中に入っている空気の状態を上の式で考えると,体積が不変ですから温度が下がれば圧力も低下するということになります。要するに,寒くなるだけでタイヤの空気圧は低下してしまうということです。

理屈はさておき,空気圧をチェックしてみます。ディスプレイの温度計は16度を指していました。1ヶ月前に見たときは前後とも2.2の規定値どおりでしたが,現在では前後とも2.0でした。約9%低下していたことになります。

規定通りに空気を入れ走ってみたところ,以前の感覚に近い走りが戻ってきました。高校の理科が車の性能維持に役立つとは意外なものです。

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