6月10日,納車から4ヶ月と3分の1で走行距離一万キロに到達しました。1ヶ月平均で約2,500キロ走行したことになります。一日100キロ弱の通勤が功を奏したことは間違いありません。自家用ユーザーとしてはかなり多いものと思われます。ちなみに,納車時走行距離は30キロ,友人走行分が500キロ程度ありますので自分で走ったのは9,500キロ弱ということになります。
距離は重ねていてもまだ4ヶ月ですから,クルマはまだ十分新車の香りを残しています。ただ,アイドリング時や高負荷時,とくにエアコン使用時の振動は若干大きくなってきたような気がしています。走りそのものは順調でとくに「ヤレ」を感じることはありません。新車時の「堅さ」がとれていろんないみで「滑らかさ」を感じるような気もします。
10,000キロまでの間約950リットル給油したので平均燃費は悪く見積もっても10キロ/リットルとなります。10・15モード燃費11.2キロ/リットルの9割程度の値を示しています。通勤ルートは一般道2/3,高速1/3で,45キロを約1時間10分で走ります。通勤ルートだけで記録をとればもっとよい値を示したのかもしれませんが,時折通勤以外で大渋滞に巻き込まれたことがあるのが平均値を押し下げたものと思われます。まあ,サイズを考えればかなり上等な数値ではないでしょうか。
燃料以外の経費としては(1)オイル交換3回(約25,000円),(2)アンテナ修理代(2,000円)の2点があります。クレーム修理は何度か行いましたがもちろん無料でした。いまのところ手間のかからない優等生ぶりを発揮してくれていますが,何時機嫌を損ねるかわからないので注意して見守っていこうと思っています。 上へもどるいきなり夏になってしまったかのような陽気ですが,今年も梅雨はやってくるはずです。じめじめした湿気は人にとってもクルマにとっても不快です。で,今回はクルマの中の湿気というのがどのくらいあるのかを調べてみました。
使ったのは押し入れ用湿気取り剤です(左写真)。スーパーにいけば3ヶ150円位で売っているものです。納車時にすぐ後部スペースに設置し,4ヶ月と少しが経過したところです。
さて,右側の写真が4ヶ月の間にたまった水分です。比較用に同時期に家のあちこちにセットしたものと比べてみると,ほとんど開け閉めしない押し入れと同程度の水量でした。押し入れが家のなかでもっとも湿気がたまりやすいところの一つであることを考えると,クルマの中の湿気もかなりのものであることがわかります。
計測開始が2月で,関東地方の気候を考えると一年でもっとも湿気の少ない時期にあたるにも関わらずこのような結果が出たのは少々驚きでした。極力車内には濡れたままのものを持ち込まないようにしてこの結果ですから,雨に濡れた傘などを置きっぱなしにしていたらさらに悪い結果となるおそれもあります。まして,梅雨に入ったらどうなるのでしょうか。
実はこの湿気取り,すっかり存在を忘れており久しぶりに開けてみて驚いたところです。車内のカビや臭いにも効果があるかもしれません。ところで,このタイプの湿気取りを使いますと結果的にクルマの中に水を持ち込む形になってしまうことも事実です。バンドで固定してありますしひっくり返してもこぼれないような構造にはなっていますが,吸収した水分を固めてしまうタイプの方がクルマには相応しいでしょう。もっとも,一個あたり50円ですから短いサイクルで交換すれば財布にもクルマにもほとんどデメリットは生じないものと思われます。
上へもどる納車から3ヶ月,すでに7,500キロ走行を過ぎましたが私のザフィーラは快調に走っています。そろそろネタも尽きてきたかなと思っていたのですが,好事魔多しとはよく言ったものです。
いつものように車庫からクルマを出そうとしたところ,アンテナが真ん中から折れているではありませんか。最初は夢かと思いましたが,どうやら現実のようです。
連休中でヤナセサービスは休みなのですが,ダメもとで訪れてみると担当サービス氏が出社していました。折れたアンテナを見せると「たぶん子どものいたずらですね」とのことでした。大人ならおそらく根元から外して持っていくだろうというのが氏の解説でした。部品代を聞いたところ6千円とのことで目の前が真っ暗になりました。オイル交換の1万円弱は高くないと思いますが,こういう出費は100円でも納得がいきません。
ショートタイプのアンテナは4,700円とのことで,連休明けに返事をすることにしてヤナセを後にしました。いまのところ黒いビニールテープを巻いて誤魔化しています。一刻も早く元に戻したいところですが,妻に見せたところ「これでいいじゃないですか。治さなくちゃいけないんですか」と言われ少々がっくり来ています。
追記(5/9)
純正アンテナの価格についてヤナセから訂正の連絡がありました。正しい価格は2,000円だそうです。なんだか得した気がしてしまうのが不思議です。
一日100キロ弱の通勤のおかげもあり,納車2ヶ月半でまもなく5,000キロを迎えようとしています。この機会にタイヤの摩耗をチェックして,あわせて位置替えもおこなうことにしました。
FF車なのでザフィーラも当然前輪の方が早く摩耗します。ノギスを当てていろいろな場所で比較してみましたが,だいたい0.25mm前後前輪の方が多く減っているようです。タイヤを外して並べてみると一目瞭然で,前輪の方は明らかに各ブロックの角が丸くなっています。
また,前後輪ともキャンバーがネガティブ(いわゆる「ハの字」)なので外側よりも内側の方が多く摩耗しています。
ローテーションにはいろいろな意見があるようです。「せっかくそれぞれの位置に応じたアタリがついているのだから,位置を変えるのは逆効果だ」という意見をみたことがあります。ザフィーラの場合は説明書に摩耗の少ないタイヤを「常に」前輪にという指示があります。今回はこれを尊重して位置替えを行いました。説明書の指示通り,前後の位置のみを入れ替えました。
「常に」は無理ですが,計測したレベルの摩耗状況であれば大きな差はでないと思われます。それにしても,5,000キロも走ればタイヤの状態って明確に変化するものなんですね。 上へもどる関東南部のスギ花粉もピークを過ぎたようです。これを機会に,ザフィーラに装備されている花粉(ポーレン)フィルターを外してその効果の程を確認してみることにします。走行に直接関係がないので失敗しても被害が比較的小さく,また定期交換が指定されている部品でもあるのでやり方を覚えると工賃が浮くというメリットもあります。ただ,ヘインズのマニュアルによれば難易度「3」,つまりフロントサス&サブフレーム脱着と同等の作業に分類されています。どう考えてもそんなはずはなさそうなのですが,とりあえずやってみないことにはわかりません。
今回用意した工具です。「スクリュードライバービットセット」で,こちらの通販で約1,300円でした。たくさんのビットがありますが,今回必要なのは右の2つだけです。6つの突起がついた星のようなビットです。このネジシステムの規格を通称「トルクス」とよんでいます。もっともこの名称は開発したメーカーの登録商標で,ISO規格としての正式名称は「ヘキサロビュラ(hexalobular)」といいます。「ヘキサ」は「6つ」で「ロビュラ」は「小片の」という意味です。トルクスネジには頭に星形の穴があいている「内型(T型)」と,逆に星形の突起がついている「外型(E型)」の2つがあります。右の写真はT型ネジを回すためのもので,Tのあとに相対的な大きさを表す20と30という数字がついています。実際の最大径はT20が3.84mm,T30が5.52mmです。
本題に入ります。目に見える部分で外す必要があるのは写真1の(1)グローブボックスと(2)下部覆い板です。その他今回は(3)サイドシル覆い板の前半部分も外しました。
最初に下部覆い板を外します。板は写真2で示した2つのトルクスネジ(T20)と2つのクリップで固定されています。クリップは写真3のような形をしています。平面部分を引き出して,そのまま力を入れて引っ張れば素手で外せます。柔軟性があるので少々のことでは壊れないものと思われます。外したパネルが写真4です。水色で囲んだ部分が下部空調吹き出し口です。
次はグローブボックスを外します。写真5の矢印で示したところにある2つのネジ(T20)を外し,さらにフタをあけてネジを4つ(T20)外します。これでボックスは外れます。
次に下部空調ダクトとその抑え板を外します。写真6の水色で示した4ヶ所のネジ(ここだけT30)を外して抑え板(緑色)を外します。これをはずすとダクト(赤色)を矢印の方向に抜くことができます。溝にはまっているだけなのでこじりながら抜いてください。
写真7のような状態になったら,黄色で示した金属製のピン(計6ヶ所)を外してください。小さなマイナスドライバーを隙間にいれてテコの要領で押し上げると外れます。コツがつかめないとなかなか難しいです。まあ,3つ目ぐらいからは要領よくできると思います。力を入れすぎて飛ばしてしまわないようにしてください。なお,フタの固定の仕方は年式によって異なるようです。ネジあるいはプラスチッククリップで止まっているものもあるかもしれません。
ピンを全部外しますと花粉フィルターを取り出すことができます(写真8)。矢印の方向に引っ張り出してください。フィルターの写真を撮るのを忘れてしまったのですが,横に少し長い長方形をしています。フィルターの表面にはタンポポの綿毛がたくさん付着していました。花粉の方は内部の目の細かいフィルターで補足されるため目には見えません。ホコリを払って再使用というわけにはいかないようです。とにかく,それなりの効果を発揮していることは確認できました。これがなければ車内がタンポポ畑になるかもしれません。
フィルターハウジングと風の流れを示しました(写真9)。右の比較的大きなドーム型の部品がファンで(推測),風はそこからフィルターを通ってエアコンユニットに入ります。ハウジングの下部にはフィルターで補足できなかった埃がたまっていました(黄色)。もちろんキレイに掃除しておきます。
写真7まで分解したところで露出した配線をたどっていきますと(赤矢印),途中で宙ぶらりんになっているコネクターを2つ見つけました。どこかにぶつかると不快な騒音の原因になるのでついでに対処することにしました。
写真1の(3)のパネルを外します。写真10は外したパネルを裏からみたものです。ネジは使われていませんので素手で外せます。まず(1)の部分をパネルをひん曲げてはずします。そのあとはドアの周りのゴムをめくりながら室内側に引っ張れば外せます。写真11に示したのが宙ぶらりんのコネクタ(水色と緑色)です。実際はフェンダー側に入っていますが手前に引っ張り出しました。おそらくオーディオ関係の配線と思われますが詳細はわかりません。とりあえず写真12のように近くの配線とひとまとめにしてブラブラしないようにしました(水色,ひもでくくっている)。
あとはこの説明の逆順に組み立てていけばもとに戻ります。迷った時間もふくめて所要時間2時間でした。フィルター交換だけを要領よく行えば1時間程度で済むと思われます。フロントサス&サブフレーム脱着よりは遙かに簡単なので,工具とヒマのある方はどうぞ。例によって作業は自己責任でお願いします。
追記(4/18)
本ページを参考にフィルターを交換されたひろかわさんから,使用前後のフィルター比較に関する情報をご提供いただきました。比較写真はこちらです。